日本経済新聞平成16年5月27日


【障害者用賃貨住宅 札幌に終日介護型 福祉法人HOP、来春開業】

 社会福祉法人HOP(札幌市、竹田保理事長)は札幌市内に障害者向けの賃貨住宅(福祉ホーム)を建設する。希望者には24時間の訪問介護サービスを提供するほか、室内の段差を少なくするなどバリアフリー対応にして快適な住環境を整備する。道内の社会福祉法人が障害者向けに賃貨住宅を開設するのは珍しいという。

 来月下旬に札幌市内で設明会を聞き、設計者を募集する。単身者用を9部屋、家族用を1部屋つくる。部屋の仕様によって賃料は異なる。すでに土地は確保しており、今秋に着工、来春の開業を目指す。

 竹田理事長は別の特定非営利活動法人(NPO法人)の代表理事も務めている。入居者の希望に応じてNPO法人による配車や訪問介護サービスなどを提供し、障害者の生活を支援する。