● 障害児に暴力的に指導

  はわせ1時間/箱に閉じ込め20分 横浜の市立小

 横浜市教育委員会は9日、同市中区の市立北方小学校(永井清子校長、475人)の個別支援学級の担任教師ら3人が02〜03年度に暴力的な指導を繰り返したとして、停職や減給の懲戒処分にした。児童を段ボール箱の中に閉じ込めたり、ぞうきんがけをしている児童の尻をけったりしていた。学校側は事実を把握しながら、市教委への報告を怠っており、市教委は校長も減給処分にした。

 処分されたのは、男性教師(49)=停職6カ月、現在は別の市立養護学校副校長=と、女性教諭(48)=停職3カ月=別の女性教諭(36)=減給1カ月、10分の1。永井校長は減給3カ月、10分の1。男性教師は7日に退職届を出しており、10日に正式に退職する予定。

 市教案によると、男性教師は、「片づけを覚えさせるため」などとして机の上の道具箱をわざと落とし、児童に床にはったままの姿勢で約1時間かけて拾わせた▽「パニック状態から落ち着かせる」として、段ボール箱に10〜20分にわたって児童を閉じ込めた▽「ぞうきんがけの姿勢が悪いのを直す」として、ぞうきんがけをしている児童の尻をけった−などしたという。

 女性教諭2人も男性教師を見習う形で03年度中に、児童を段ボール箱に閉じ込めるなどの行為を繰り返したという。この学級には10人前後の児童がおり、うち4人が被害にあったという。個別支援学級は軽中度の知的、情緒障害児が通うクラス。

 永井校長は事実の一部を把握しながら、「男性教師はベテランだから」と市教委に報告していなかった。

 市教委に対し、男性教師は「厳しく指導することが、児童の自立のために最良だと思いこんでいた。反省している」と話しているという。

 朝日新聞 2004.6.10(木)