●日野市セダン特区申請へ都内で相次ぎ福祉運営協 都内練馬区、杉並区、日野市で福祉有償運送運営協議会が12、14の両日、相次ぎ開催された。日野市は14日が第1回で月内にセダン特区を申請することが報告された。練馬区は10月24日に区が補助するNPO・タクシー協働の移動サービス研修会を開催することを決めた。杉並区は2団体の80条許可申請を基本線で了承した。 日野市の会長には大森宣暁東大大学院工学系研究科都市工学専攻講師、副会長に秋山哲男首都大学東京大学院教授が就任。タクシー関係から中澤洋南観光交通社長、平田敏彦スケットハウス社長(限定・指定訪問介護事業者)、根岸隆司日野交通労組委員長、NPOから伊藤勲やまぼうし理事長らのほか、公募市民2人が参加メンバー。 練馬区では、運賃2分の1判断基準の検討など幹事会報告を行ったほか、2NPO法人が事業を説明した。移動サービス研修会については全国ケア輸送士会会長の福井隆之委員が「安全が第一。ケア輸送士会も協力していきたい」と支援する考えを表明した。 杉並区では、社団法人・友愛の灯協会(志摩陽子会長)の80条許可申請を区内で初めて了承。NPOおでかけサービス杉並の申請は、区の責任で料金編成などをチェックする条件で了承された。運賃2分の1判断では、中型タクシー運賃を比較の基本とし、申請者の実態に応じ距離制と時間制の料金表を使い分けることにした。大型車や寝台車に類似するケースの場合はその都度協議する方向となった。 東京交通新聞 2005.9.19(月) |