●ホップだより 平成16年5月10日、6月10日合併号

デイサービスセンター愛・藍

スタッフ 近藤 勝行

 4月29日(みどりの日)今年初めてのレクを平岡公園へ利用者さんと家族、スタッフ総勢35名とデイ開所以来、最高の人数で行なって来ました。

 目的は、梅林での花見でしたが今年は、あいにく開花は5月6日で、残念ながら見ることは、出来ませんでしたが今年一番の気温で19・5度と初夏を感じさせる陽気で半袖でも暑いくらいでした。利用者さんも公園内を散歩したり、走ったりバトミントン等、太陽の下で体を動かし、春を満喫してくれた事と思います。昼には、ケータリングの弁当を皆で食べ3時くらいに、公園をあとにしました。今年はレクでどんどん戸外に出る予定です。

希望がある方はデイの秋田までお願いします。

 最後に事故やアクシデントもなく無事帰って来られたのは、ひとえに家族の方の御協力とご理解に感謝しております。本当にありがとうございました。

デイサービスセンター愛・藍

送迎サービス

スッタフ 中場 康嘉

 平成16年3月からデイサービスセンター愛・藍では日本財団より寄贈されたリフト付き車両を使用し、デイサービスセンターにあるあいの里、拓北地区限定の循環型移送サービスを展開しています。会員制で対象者は支援費受給者、車椅子、ストレッチャー利用者としています。あいの里、拓北地区は札幌市の最北にあり雪がしないよりも多く、また公共交通機関も充分とはいえないため移動困難者には不便な地域であるためニーズは非常に高く、リフト車1台でニーズに応じられないこともあります。

 4月29日に利用会員を対象に札幌市東区あるモエル沼公園へ行き、昼食を兼ねて遊びに行きました。

 当日はデイサービスセンターの利用者も参加し交流を深めました。あいにく天候に恵まれず屋内での活動になってしまいましたが、エレベーターで屋上へ行き札幌市内の風景を?めました。会員、保護者共に好評でした。また、当日は移送サービスで協力いただいているヘルパーステーションキートスの方々も参加し、レクリエーションを盛大に行なうことができました。

 今後、月に1回会員に対してレクリエーションを企画し、外出できる機会をできる限り提供していきたいと考えています。

医療・介護

草命の主役たち

 特定非営利活動法人(NPO法人)のホップ障害者地域生活支援センター(札幌市、竹田代表理事)は、道内の他のNPO法人やタクシー会社など共同で5月をめどに配車センター措置を計画している。24時間対応でどこでも車を差し向け、体の不自由な人の自由な人の通院や買い物などの利便性向上を目指す。

 竹田代表理事によると、NPO法人のサポート24(札幌市)や札幌市肢体障害者協会、光星ハイヤー(同)等が今回のプロジェクトに参加する予定。共同で設立する配車センターもNPOにして、各団体・事業者が会員になって運営を支援する案が出ている。

 具体的な仕組みは、まず利用者がセンターに登録したうえで、電話などで車の手配を要請する。タクシー会社だけではなくポップ障害者地域生活支援センターなど各団体も車両を確保しており、その中から車いすも一緒に積み込めるなど利用者の要望に応じた車両を24時間配車できるようにする。

 光星ハイヤーの大本衛社長は「社会貢献が第一の目的だが、新たな需要開拓も期待している」と話す。センターと各車両には全地球測位システム(GPS)も導入し、効率的な配車を目指す。利用者にも必要に応じてGPS機能付き携帯電話を持ってもらう。どこにいるかがセンターでひと目で分かるため、車を呼んでいた場所からトイレなどに移動したとしても車を期待させておくことが可能になる。

 24時間配車 参加団体体募る

 「たまにススキノに飲みに行きたいと思っても帰宅時の交通手段の確保が難しい」自身も車いすの利用者である竹田代表理事は今回のプロジェクトを考えたきっかけを話す。

 例えば午後7時ぐらいまでにタクシー会社に電話で予約をしておかないと深夜にすぐに配車してもらうのは難しいという。ホップ障害者地域生活支援センターでも3台程度の車を体の不自由な人の移動を支援するために稼動させているが、深夜の要請までは対応できないという。昼間の場合でもボランティア・スタッフ確保の問題などから突然の利用に応じることが難しい場合がある。体の不自由な人を支援する複数のNPO法人やタクシー会社が集まることで、利用者の選択と行動の範囲が広がる効果を見込んでいる。

 竹田代表理事は自分が入院したときの体験からセンターを核として新たなサービスを提供することも視野に入れている。入院したときの衣類や下着の洗濯で苦労したためで、患者の家族らに変わって主婦のボランティアなどに選択してもらい、センターの車両を通顧客に届ける。ホップ障害者地域生活センターなどは現在、他の団体やタクシー会社にもプロジェクトへの参加を呼びかけており、並行して北海道庁や北海道運輸局など関係機関と協議しながら5月をめどにサービス開始を目指す。料金は現在検討しているが、車両のタイプにかかわらず通常のタクシー料金で利用できるようにして、経済的負担を軽減する考えだ。

 竹田代表理事は「私たちが考えているサービスは本来、行政がやるべきだが、待っていても始まらないので、自分たちで作りあげていく」と強調する。実現すれば全国的にも珍しいプロジェクトで、関係者から注目を集めそうだ。(札幌支社 菊池 弘康)

(04年3月12日 日経産業新聞より抜粋)

乗り慣れた車を福祉仕様に

 体が不自由な人や高齢者向け仕様に乗用車を改造する専門店「イフ」=内藤憲考社長(35)=がこのほど、帯広市西23北2にオープンした。

 内藤社長は同市内の自動車整備会社に勤めていたが義父母が病気に障害を負ったのをきっかけに「福祉車両」に関心を持ち、福祉住環境コーディネーターの資格を取得後、開店した。

 スタッフは社長を含め3人。顧客の要望に応じ通常の乗用車に、手でアクセスやブレーキを操作さできる装置や、電動式の座席などを取り付ける。福祉車が必要な人は新車を買う人が多いが「乗り慣れた車をそのまま使えよかった」と喜ばれているという。

 障害者の移動・移送に詳しい札幌の民間非営団体(NPO)法人「ホップ障害者生活支援センター」の竹田保代表は「車を改造した方が障害により適合するし、割安だが、業者は大変少なく、知られてもいない」という。

内藤社長は「障害は人によって千差万別。運転や介護が少しでも楽になる車作りをしたい」と語る。同社はZ0155-38-8380。(04年5月25日 北海道新聞より抜粋)

「郵便による不在者投票についての改正について」

 郵便による不在者投票制度については、公職選挙法の一部を改正する法律(平成15年度法律第127号)により改正され、平成16年3月1日から規定が施行されることとなりました。

 今回の公職選挙法の改正は、身体に重度の障害者がある選挙人について選挙権行使の機会を拡充するため、郵便による不在者投票の対象者を拡大するとともに、郵便による不在者投票をすることができる選挙人のうち自ら投票の記載をすることができないものについて、代理記載の制度を設けることを目的として行われました。これに伴い「郵便による不在者投票について」(昭和50年社更第1号厚生省社会局長・援護局長通知)の一部を別紙新旧のとおり改正いたしましたので、貴職におかれましては今回の法改正の趣旨を踏まえ、証明書の交付などについて格段の御速慮をいただくとともに、期間内の市町村、関係機関、関係団体などへの周知についても併せてお願いします。

(04年保健福祉部障害者保健福祉課より抜粋)

重点指導機関、18年春まで運営協議会は柔軟設置可能に

国土交通省 関口旅客課長

 福祉輸送の取り扱いについて国土交通省の関口幸一旅局課長は、NPO法人などが当面許可を得ずに自家用車で有償輸送を実施できる機関(重点指導機関)は「(介護保険制度が見直される)18年度春に終えたい」強調する一方、市町村による運営協議会設置について「関係者の合意が得られ、相談・仲介など可能なら予算措置や会議開催など形にこだわらない」と、柔軟に認める見解を示した。

 札幌市内で11日開かれた、STS協議会懇談会と道シルバーサービス振興会特別講演会でそれぞれ説明した。

札幌で福祉輸送取り扱いを説明。

 介護保険で移送を行っている事業者は移動中の料金を徴収しなくても、乗降介助としての給付と連続一体的と考えられ、80条の許可を原則取得してほしい指摘。セダンについては悩ましい問題としながらも、自治体に特区申請や、その気になってもらうのが大事とした。

 運営協議会許可区域は、安全確保も考え発着地点、会員に限定。ヘルパー車両による輸送ボランティア、助け合いを趣旨にしたガソリン代程度の移送にまで網をかけたり、取り締まろうとは思っていないと説明。ただし、積極的に利用者、会員を募集、対価として料金が決まっているケースなどは別で、一線を画すと理解を求めた。

 STS配車センター

料金はタクシーとNPOに分け設定

 札幌市内近郊のタクシー事業者とボランティア団体が協力、配車センター設置を検討してきたSTS協議会は、NPO法人格を取得し運営、料金はタクシーとNPOそれぞれ分けて設定することを決めた。

 タクシー事業者はメーター料金を活用。乗降介助以上の介助料は、介護保険、支援費もしくは実費で収受。NPOなどは5キロまたは30分○○円のように、距離・時間で統一する。相乗り料金は別途定める。任意保険などはガイドラインに合わせ対人8千万円以上、対物200万以上の加入を義務付ける。

 迅速な配車のため、GPSシステムを採用。契約、ケアプランなど問題はあるものの、事業者指定や福祉輸送許可の道を探るほど、きめ細かい体制を講築したい考えだ。

 本年度は、国土交通省の補助を受け、道外から訪れた高齢者、障害者対象の観光バリアフリー実証実験にも取り組む。

(04年5月13日介護新聞より抜粋)

障害、高齢者に快適住宅を

「賃貸」建設進む訪問介護、診療所も

 障害者や高齢者に快適な住環境を提供しようと、札幌市内の社会福祉法人と不動産会社が相次いで、賃貸住宅の建設を計画している。高齢者などの間では、医療や福祉が充実した都会での暮らしへの志向が年々強まっている。「安心して暮らしたい」というニーズに対応しそれぞれ24時間対応の訪問介護や、即時入居のサービスを検討している。(稲垣重則)

 社会福祉法人HOP(ホップ、竹田保理事長)は来春、西区二十四軒4の6に身体障害者向け賃貸住宅(福祉ホーム)建設する。鉄筋コンクリート3階建てで、独身者用9戸と家族用1戸の10戸。現在、同所に建つ重度心身障害者向け施設が老朽化したため、約1億円をかけて建てかえる。

 部屋は1DKで、家貨は2〜3万円を見込む。障害者の地域生活支援が大きな目的で、たんの吸引や酸素吸入など医療的な介助が必要な重度障害者も受け入れるため診療所を伴設。希望者には関連の民間非営利団体(NPO)法人による24時間対応の訪問介護や家事援助、移送サービスなどを提供する。

 6月下旬に設計者を選び、今秋着工の方針。竹田理事長は「障害者の自立を支える部屋づくりをしたい」と構想を練る。問合わせはHOP内の設立準備室Z748-6220へ。

 一方、不動産仲介大手の常口アトムは中央区南1西15に建設中の11階建てマンションを高齢者、障害者向けに一括借り上げする。

 近隣には札医大不属病院救命救急医療や高度先進医療に対応した病院が複数あるため、地方から入院・通院する患者と、付添家族の短期利用も視野に入れた。急な入院にも対応できるよう、入居は24時間可能にする。2LDK20戸で10月完成予定。同社の高齢福祉事業推進部は「病院の近くで短期間部屋を借りたいという希望は多い」と話し、今後も同様のマンションを増やす考えだ。問合わせは同部Z863-8877へ。

(04年5月28日北海道新聞より抜粋)

厚生労働省が授産施設に訓練委宅を

 「小規模援産所」への国からの補助金が減額されることが予定される時期、厚生労働省は04年度から、職業能力開発訓練事業を「小規模援産施設」に対しても行なうことが出来るようにし、受講する障害者1人につき、月額6万円を限度に委託料を支払う方針を決めた。同事業を所管厚生労働省職業能力開発局では11億3千万円を計上しているが、同省の障害保健福祉部は「運営費補助を受けている施設職員・利用者は補助金の二重取りになるので、訓練受託の際には非常勤職員を当てる事にして欲しい」と説明しており、団体側からの反対の声が出ている。

 国は小規模援産施設を制度化した01年度から毎年1ヵ所につき年額1千万円の運営費補助が出ていたが、04年度は初めて50万円を減額する予算案が提出されており、施設職員の給料も水準が低いので、運営費の削減にも苦慮している。

(04年4月号Society for All すべて人の社会No286より抜粋)

「差別禁止条例」制定へ

 千葉県は、障害者の権利擁護などをうたった「障害者計画」骨子案をまとめた。障害者の「差別禁止条例」の制定や施設を建設する際に必要だった近隣住民の「同意書」の撤発などを盛り込んでいる。

 施策は「健康と生活支援」「雇用・就業」「教育・育成」などの7分野。「健康・生活支援」では、商品開発力を高める講習などで福祉作業所の工賃と職員の待遇を改善することなどを図る「雇用・職業」では、障害者支援キャリアセンターを活用し、雇用相談などの支援を強化、職業訓練を充実させるために、一般の高等技術専門校での障害者受け入れの促進も図る。また「教育・育成」では、就学全児童や卒業後まで対象期間を拡大し、個人のニーズに合った、教育支援計画を作成するとしている。

(04年5月号働く広場より抜粋)

バリアフリー化税制導

 富山県は、県民福祉条例に基づく生活関連施設のバリアフリー化の促進を図るため、今年度から百貨店やホテルなど不特定多数の人たちが利用する施設を対象に、不動産取得税の減免措置を実施する。

 新策や増改策をした病院やスーパー飲食店などのうち、県民福祉条例の整備基準をクリアして「適合証」を受けた施設について、不動産取得税の4分の1(上限20万円)を減免する。

(04年5月号働く広場より抜粋)

バリアフリー情報を携帯に配信

 「モビリティフォース」(大阪市)は、バリアフリー施設の位置情報を携帯電話に配信するサービスを始めた。開設したのは、携帯サイト「楽だナビ!www.rakudanavi.jp」NTTドコモ、KDDIの携帯サイトを窓口にして、無料で配信。

 駅構内の地図情報。駅周辺のバリアフリーに対応した。観光施設、車いす利用者の受け入れ可能な飲食店などの情報を提供。当初は大阪市内の地下鉄や街中に設置されたスロープやエレベーター関連などの情報提供から始める。

(04年5月号働く広場より抜粋)

New Faceの紹介

**メンバー**

加藤 裕樹(かとう ゆうき)

 僕は4月1日からあっぷ201に入りました。加藤 裕樹です。実習で3週間ほどきていました。実習では、茶わん洗いをしました。仕事に入ってから、今までじゃない新しい仕事をしました。それは事務の仕事です。今までの仕事は調理場でなくて事務室のところで働きました。事務では看板を作りました。あとはお弁当のシール貼りと配達をしました。

高橋 舞(たかはし まい)

頑張ります。宜しくお願いします。


三嶋 望美(みしま のぞみ)

 4月1日にあてんどにはいりました。三嶋 望美です。ヘルパーと、お弁当づくりをがんばります。よろしくおねがいします。

竹内 彰彦(たけうち あきひこ)

 はじめして。竹内 彰彦です。弁当箱を洗ったり、日産に行ったりとゴミ箱をしたりしています。がんばります!!!

★★★スタッフ★★★

高松 亮(たかまつ りょう)

 今年の4月から、HOPの第1でお世話になっている高松と申します。
 現在はパソコンで、文章の校正をしています。また、豊平MAXが忙しい時には応援にはいることもあります。来年からは、メンバーの送迎に入る予定です。まずは、仕事を覚えて、少しでも、スタッフ・メンバーから信頼されるようになるため、努力します。

 長所は、我が慢強いこと、短所は運動神経が鈍いこと。よろしくご指導の程、お願いします

西部 忍(にしべ しのぶ)

 5月より支援センターの所属になりました、西部 忍です。仕事内容は福祉用具の販売、レンタルをしております。今後も頑張っていきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。

・・・編集後記・・・

 すっかり、春になって暖かい毎日をなんか暑いぐらいです。依頼もだんだんと薄着に変わってきてよい一層、動きやすくなってきました。でもまだ、ゆだんは出来ないと思います。