●240団体に福祉車助成

  日本財団「昼間にも力を」

 日本財団(曽野綾子会長)は16日、港区・JTビル広場福祉車両展示会と2004年福祉車両助成制度の車両贈呈式を行った。福祉車両助成は申請772団体のうち240団体(台)を決定、助成団体を代表して世田谷区のNPO法人・たつなみ会の石田恭子事務局長がレプリカキーを受け取った。

 道財団の三浦一郎公益ボランティア支援グループ長は贈呈式のあいさつで「福祉車両の助成は昨年で10年を経過、助成車両が1万台を突破した。送迎サービスは朝夕に限定されがちだが、近隣の団体と連携し日中のサービスにも力を入れてほしい。移送団体は運営協議会の設置を迫られている。違法行為のレッタルを張られないため、設置へ向けネットワークを生かすなど、大きなムーブメイトを起こしてほしいと注文した。

 たつなみ会の石田事務局長「世田谷で20年前に発足した団体だが、11月4日に80条の許可がおりた。今回の助成を機に安全と心地よいサービス提供をあらためて心掛けたい」とあいさつした。

東京交通新聞 2004.11.22(月)