●介護保健との統合・一般財源化にNO!

  台風下の霞が関に障害者1500人

 台風23号の豪風雨の中、「支援費制度の拡充」「介護保険との総合反対」「一般財源化反対」などを訴える約千五百人の障害者・介護者の声が霞が関に響いた。DPI日本会議、全国自立生活センター協議会などが「10・20障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動」として呼びかけたもの。

 参加者らは「政党との懇談会」「国会議員回り」「国会前アピール」「デモ・厚労省前アピール」の四グループに分かれ行動。

「介護保険では障害者が地域で生活するために必要なサービスが受けられなくなる」「一般財源化は障害者サービスの縮小と市町村間格差の拡大につながる」「障害者施策のグランドデサイン」で具体的に示されたのは応益負担の導入、自己負担の見直しなど給付の重点化・公平化に関連したことだけ。それが実施されれば重度者が地域生活できなくなる」とし、激しい雨に打たれながら、懸命に障害者福祉施策の充実をアピールした。

福祉新聞 2004.10.25(月)