●暴力から守る移送サービス

  岡山の両備G3社

 タクシーの機動力を生かした取り組みが各地で相次いでいる。
 岡山市の岡山交通、両備運輸、岡山タクシーの両備グループ3社(小嶋光信代表)は、配偶者などからの暴力(ドメスティック・バイオレンス=DV)を受けた被害者を助けるため、一時保護として被害者宅から保護施設まで移送するサービスを2日から始めた。

 3社の共同配車業務を行う「両備タクシーセンター」が窓口となる。
 男女共同参画社会推進センターに「配偶者暴力支援センター」を開設した同市はこのほど協定を結んだ。

 山口市では7日、山口県乗用自動車協会(森橋律夫会長)と県警などとの間で通報協定が締結された。タク乗務員が事件や事故を目撃したら通報すると行ったないようで、夜間の放火予防が目的。

福祉新聞 2004.12.13(月)