● 電動の車いす、部品脱落恐れ

  スズキ、8万台点検へ

  スズキは9日、ハンドル付き電動車いすに不具合がみつかったとして、主力製品など計8万560台の無償点検と修理を行うと発表した。部品の一部が脱落して走行不能になる危険性があり、負傷事故が2件起きているという。

 対象になるのは、最高時速6キロのハンドル付き電動車いす「セニアカー」計7万8681台(94年9月〜03年9月製造)とナショナル自転車工業向けにOEM(相手先ブランドによる生産)供給している「リラクルカート」100台(01年5〜8月構造)など。

ボルトの締め付けの強さが一定でなく、緩んだボルトが折れてモーター部品などが脱落するおそれがある。96年12月以降、計15件の不具合情報が同社寄せられた。

      2004.06.8(火)