●障害者の立場で応対
公共サービス窓口での配慮 内閣府作成マニュアル
内閣府の障害者施策推進本部(本部長=小泉純一郎首相)は四月一九日、公共サービス窓口配慮マニュアル」作成した。小泉首相は同日の閣議で各大臣に配布し、マニュアルの趣旨を徹底するよう要請した。
マニュアルは、二〇〇〇年十二月に会議決定された「障害者基本計画」に揚げられた「公共サービス従事者に対する障害者理解の促進」を具体化するため、障害者が窓口を利用する際に配慮すべき事項具体的に示したもので、全二十八ページからなる。
応対の基本では、@相手の「人格」を専重し、相手の立場に立って応対するA障害の有無や種類にかからず、困っている人には進んで声をかけるBコミュニケーションを大切にするC柔軟な対応を心がけるD不快になる言葉は使わないEプライバシーには立ち入らない――としいた上で、障害種別ごとに特性、応対の際の配慮などを示している。
マニュアルは、国の公共サービス窓口で活用するほか、都道府県やサービス窓口を有する関係団体などにも配布し、広く活用を図る。
福祉新聞 2005.5.2(月)
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