●小泉首相 来年4月施行を明言

 衆院選挙での与党圧勝を受け、九月二十一日に開会した特別国会で小泉純一郎・自民党総裁が首相に指名され、第三次小泉内閣が発足。尾辻秀久・厚生労働大臣など閣僚は留任した。

 二十八日の衆院本会議では小泉首相の所信表明演説に対する代表質問が行われ、障害者自立支援法案の再提出を巡り、民主党の鳩山由紀夫幹事長が応益負担の導入により障害者や家族の負担が重くなることを問題視。「何の修正もないまま再提出するのか」と質し、民主党として対案を提出する考えを示した。

 これに対し、小泉首相は「負担軽減策など十分な配慮をしている」などと、先の衆院で修正された内容を盛り込むとともに、施行時期を来年四月一日からすることを明言した。

 なお、代表質問では共産党の志位和夫委員長も支援法案の再提出に触れ、断念するよう求めた。

福祉新聞 2005.10.3(月)