●東北タク連新会長に佐々木氏 東北ハイタク連合会は14日、秋田キャッスルホテルで2004年度通常総会を開き、03年度事業報告・決算承認、04年事業計画・予算を決めた。任期満了に伴う役員改選で、菅野佑三会長(岩手県タクシー協会会長)に代わり、佐々木昌二副会長(宮城県タクシー協会会長)を新会長に選任した。次回総会は慣例では山形県担当だが、福島県とした。東北自動車無線協会総会が来年、山形県開催となるため。
10月に6県事業者大会 同連合会の会長ポストは秋田、山形両県の管轄が02年7月の地方運輸局管轄変更で旧新潟運輸局(現北陸信越運輸局)から東北運輸局に移った際、1期2年で各県持ち回りとし、順番も定めて岩手の次は宮城としている。今回、これに沿って佐々木氏を新会長に選任した。 副会長(2人)工藤憲三氏(秋田県ハイヤー協会会長)を再選、新たに工藤武重氏(青森県タクシー協会会長)を選任した。事務理事は佐々木國竹氏(宮城県タクシー協会事務理事)。 佐々木新会長は慣例により、菅野前会長に代わって東北ブロック選出の全国乗用車連合会副会長会として7月以降の正副会長会議に出席する(正式選任は10月の秋季臨時総会・全国事業者大会)。 今年度の新たな取り組みは6県の事業者が一堂に会する「東北ハイタク事業者大会」の開催。同連合会は昨年12月、従来の東北労務連絡協議会の発展的解消≠決め、今年4月の会合で各県持ち回りで事業者大会を開くことにした。 第1回は宮城県を当番に10月7日、仙台市・秋保温泉で開催する。総会の前段で打ち合わせ会議を開いて、県ごとにテーマを決め大会で問題点などを提起することにした。開催時期については、総会と同時開催とすることも今後、検討事項となる見通し。 総会には東北運輸局の久米正一局長、小森静雄自動車交通部長、佐藤正己秋田運輸支局長、全乗連の新倉尚文会長、高柳茂常務理事らが出席した。会議に先立ち7日死去した武藤千二前会長を悼み黙とうした。
5月中に患者輸送申請6件 東北運輸局のまとめによると、5月中のタクシー新規許可申請は6件だった。 こまち球場―秋田駅 タク定額運賃輸送、2日間で200回余 秋田県ハイヤー協会のまとめによると、秋田市のこまち球場―JR秋田駅間の12,13両日のタクシー定額運賃(小型2000円)輸送は200回余だった。 速報では▽12日=定額運賃輸送119回、一般輸送280回▽13日=定額運賃89回、一般輸送119回。定額運賃輸送は合わせて208回となっている。 両日のプロ野球公式戦(ヤクルト対中日)のゲーム終了に際し、イベント定額運賃輸送として地元の法人・個人タクシー輸送とは分けて実施した。 スポーツイベント対応のタクシー定額運賃実施は東北運輸局管内では初めて。地元タクシー業界は事前PRに努めたが「どこまで行っても定額だと勘違いした利用者もいたようだ」「1日目の状況を踏まえ、2日目は対応を修正したりした」とする一方「現地での効果的なPR含めて反省点、改善点があった。実施結果を今後に生かしたい」としている。 北海道、5月は患者輸送申請1件 北海道運輸局のまとめによると、5月のタクシー新規許可申請は1件(患者等輸送)増車届け出は4台。 【タクシー関係新規強化申請・増車届け出等の状況】 ◆北海道運輸局管内(5月分、運輸局まとめ) <新規許可申請> てんこう(小樽市)=特種1台(リフト付き、患者等輸送、5月20日申請) (増車届け出) 東邦サービス(札幌交通圏)=特種小型セダン型1台(5月18日届け出) ▽高寿福祉興産(札幌交通圏)=特種大型1台(5月18日届け出)▽リスコ札幌交通圏)=小型1台(5月24日届け出)▽十勝岳ハイヤー(富良野圏)特種大型1台(5月13日届け出)いずれも患者輸送等限定。 営業区域拡大申請が2件(患者輸送)。 増車届け出は22社39台。 減車届け出(事業廃止の場合を含む)14社18台。増・減車差し引き21台増。県別に▽青森=増2台、▽山形=増車5台減車6台▽宮城=増車19台、減車4台▽秋田=増車5台、現車2台▽福島=増車2減車4台。 【タクシー関係新規許可申請の状況】 ◆東北運局管内(5月分、運輸局まとめ) (新規許可申請) 宮城県たんぽぽ(矢本町)=2台(患者輸送限定、5月6日申請) 秋田県ヘルプ(秋田市)=1台(患者輸送限定、5月12日申請)
東京交通新聞 2004.7.5 |